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连合农学研究科1年の日景瑠那さんが第97回日本生化学大会において「若手优秀発表赏」を受赏

掲载日2024.11.25
ニュース

2024年11月6~8日に开催された第97回日本生化学大会において、连合农学研究科生物资源科学専攻生物分子机能学连合讲座1年の日景瑠那さんが「若手优秀発表赏」を受赏しました。
日本生化学大会は、生化学の进歩普及をはかり、学术や文化の発展に寄与することを目的とした学会です。「若手优秀発表赏」は、各発表セッションで特に优れた発表を行った若手研究者1名に授与されるものです。

受赏者

日景瑠那(連合農学研究科 生物資源科学専攻 生物分子機能学連合講座 1年)

発表题目

肠诲蝉础と重复する配列によりコードされる惭耻肠础ペプチドにより糖脂质惭笔滨补蝉别の生合成が低温下で発现诱导される

研究内容

膜タンパク質が生体膜に挿入する反応には糖脂質MPIaseが必要です。低温環境でのタンパク質の膜挿入?膜透過反応は、生体膜の流動性が低くなるので進行しづらくなりますが、低温下ではMPIaseの発現量が上昇し、膜挿入?膜透過反応の低温感受性を抑制します。そのため、MPIaseは低温環境下での生育に特に重要となります。MPIaseの低温下での発現量上昇にはMPIase生合成酵素の1つCdsAが関わっています。CdsAは、CDP-DAGを生合成する酵素で、CDP-DAGはリン脂質の前駆体であるだけではなく、大腸菌のタンパク質膜挿入?膜透過に関与する糖脂質MPIase(Membrane Protein Integrase)の前駆体でもあります。
本研究では、cdsA遺伝子とほぼ完全に重複する遺伝子産物(約50アミノ酸)の発現が低温下でのMPIaseの発現量を増加させることを発見し、これをMucA(MPIase upregulation in the cold)と命名しました。MucAのように、あるタンパク質をコードする遺伝子に読み枠の異なる別のタンパク質の遺伝子がコードされている例は一部のウイルスを除いて初めての発見になります。

本件に関する问い合わせ先
农学部  応用生物化学科  教授 西山賢一
nishiyam@iwate-u.ac.jp