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亜热帯原产のイネを初冬に播く新技术の开発

掲载日2021.11.18
最新研究

农学部 植物生命科学科
教授 下野 裕之
作物学

研究概要

新たな作型で农家の大规模化を后押し

コメ作りの现场は担い手の高齢化が急速に进んでいる中,农家一人あたりの経営面积の规模拡大は避けて通れない状况です.イネの栽培で最も忙しい季节は春で,种まき,田植え,田んぼの耕起などが重なり,その作业の効率化が规模拡大のカギとなります.そこで,岩手大学では2008年より作业を分散する新たな作型として,忙しい春ではなく,前年初冬の雪が降る前に种まきを済ませることによって作业分散を実现する研究を进めています.

イネを雪の下で越冬させるためのコーティング法を新たに开発

初冬に播いた種が翌年まで生存する率はわずか数%と低く,初冬直播きを実用技術にするためにはこの生存率を高める必要があります.そこで,岩手大学では鉄を用いた新たなコーティング技術を開発し,生存率を25%以上に高めることに成功しました.目标とする50%の生存率を目指し,コーティング技術の高度化,休眠制御技術の開発,耕起方法の改良など,実用化に向けて多面的に研究を進めています.

  • 2021年8月27日
    2020年10月9日に开催した讲习会「新技术:水稲の初冬直播き直播栽培」の动画を以下のとおり公开しました。
    ぜひ、ご覧ください。

イネの初冬直播き栽培(附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター 由比 進 教授)

作業分散?規模拡大のため超省力初冬直播き水稲栽培法の確立(农学部 下野 裕之 教授)

株式会社西部开発农产における初冬直播き栽培への取り组み(株式会社 西部开発农产 生产部 菅野 一成 氏)

  • 2021年5月14日

高い竞争率を突破し、农林水产省の大型予算?生研支援センターのイノベーション创出强化研究推进事业の支援(1亿5千万円、総额)をさらに3年継続して受けることになりました。

事业:生物系特定产业技术研究支援センター「イノベーション创出强化研究推进事业」开発研究ステージ
期间:令和3~5年度(3年间)
课题名:「わが国の稲作のイノベーションを実现する初冬直播き栽培法の确立」
研究機関: 計28機関:14の試験研究機関(青森県産業技術センター,宮城県古川農業試験場,山形県農業総合研究センター,福島県農業総合センター,農研機構 [北海道農業研究センター,東北農業研究センター(本所),東北農業研究センター(大仙拠点),中日本農業研究センター(北陸拠点),農業 環境変動研究センター],東京大学,北海道大学,秋田県立大学, 弘前大学)と14の生産者(技術の実証協力を担当する3ha~850haの多様な経営規模?経営形態の全国の生産者).

研究概要:初冬直播き栽培において,省力?低コストで,慣行の春の直播と同等以上の収量?品質を達成し,積雪寒冷地の気象や土質が異なる環境において,経営の規模?形態が異なる生産者が容易に導入できる技術体系を構築することを目标とする.
そのためには,「初冬直播き栽培」において,以下の4つの目标を達成する.
1.前年に収穫した种子を用いて出芽率を50%まで高める技术开発,
2.病害虫の発生率を春の直播と同等の农薬使用回数で同等まで抑える技术开発,
3.施肥管理を最适化することによって春の直播と同程度以上の収量を达成する技术开発,
4.普及支援のため,生产者の位置情报等を入力すれば,最适な种子処理法,播种日,播种量,耕起播种法などを提案できるシステムを构筑.

参考情报

  • 2021年4月30日
    初冬直播き技术の普及を目的とした研究会(イネ初冬直播きの発展と普及を进める会(略称;初冬直播き研究会))を発足し、ホームページを开设しました。ぜひご覧ください。

研究の状况について

2021年8月28日

県内の生产者の现地の状况です。

①西部開発農産(岩手県北上市) ?初冬直播きの出穂日:7/31(2020/12/6播種) ?春乾田直播の出穂日: 8/4(2021/4/16播種) ?品種:どんぴしゃり
②(株)かきのうえ(岩手県八幡平市) ?初冬直播き(播種日2020.11.5.)の出穂は、春乾田直播(播種日2021.4.26.)より3日早い ?品種:あきたこまち

2021年6月24日

盛冈タイムス(6月22日付)、河北新报(6月24日付)にも、初冬直播き栽培について掲载されました。
以下は県内の生产者の现地の状况です。実証実験も進んでいます!

①西部开発农产(岩手県北上市)(2020/12/6播种、2021/6/16撮影)
②(株)かきのうえ(岩手県八幡平市)(2020/11/5播种、2021/6/7撮影)

①西部開発農産(岩手県北上市)( https://www.seibu-kaihatsu.com/ )
苗立数:約150本/㎡(品種 どんぴしゃり)

西部开発农产ホームページ

②(株)かきのうえ(岩手県八幡平市)
苗立数:85本/㎡(品種 あきたこまち)

2020年6月29日

暖冬の影响が心配でしたが,今年も初冬直播き栽培で高い出芽率を达成!

2020年5月25日 

岩手大学次世代アグリイノベーション研究センター News Letter No.2抜粋
「热帯原产のイネを初冬にタネ播く新技术」 からご覧ください。

2020年3月9日 全国の実証试験のまとめ(2019年秋収穫)

?2018 年春より「初冬直播き栽培」は、社会実装を目指す農研機構生研支援センターの研究事業に採択され、北海道から福岡まで10 道県11 地点の大学?公的研究機関と連携して試験を進めています。実証試験として初冬に機械播種した初冬直播き栽培の水田の様子(2018年初冬に播種し2019年秋に収穫)をまとめました。実証試験を実施した全地点で成熟まで到達し,春播きと同程度の収量水準を示しました。

2019年6月~ 生育状况について

  • 雪の下で冬越しした种子が発芽し成长しています。

2019年6月 発芽の様子

  • 顺调に育っています。
    春播きに比べて、初冬直播きの方が生育が早いです。

2019年7月 初冬直播きの水田の様子

  • 顺调に育っています。
    播种から越冬して出芽、成长する过程をご覧ください。

2019年8月 初冬直播き播种から8月までの定点観测

  • 2019年9月30日(月) 初冬直播きイネの刈り取りをしました。
岩手山を望む滝沢农场にて
収穫作业
収穫作业
  • 2019年11月19日(火) 降雪前にコーティングした种を直播きしました。
种播き作业

研究は続く

新闻記事?ニュース等メディア掲载状况

新闻

全国農業新闻

2023.2.17付(农政面)

全国農業新闻

2022.9.2付(8面)掲载:初冬直播き栽培で安定経営へ 播种の机械が増え繁忙期を缓和

农民

読売新闻

読売新闻オンライン 2021.07.30付掲載

岩手日报

2022.7.13付(19面)掲載:初冬種まき 高まる関心

2021.11.17付(22面)掲载:実用化へ2期目始动
2021.07.08付4面掲载

盛冈タイムス

2021.11.17付(7面)掲载 初冬直播き 种まき本格スタート
2021.06.22付电子版掲载

河北新报

オンラインニュース 2022.03.05付掲载

2021.11.17付(24面)掲载:古い种もみで直播越冬栽培
2021.06.24掲载

農業共済新闻

2021.02.04(1週号)掲载

日本農業新闻

2022.08.12 営农特报面掲载
2020.06.14 総合1面掲载

産経新闻

2022.7.25掲载

2020.12.03掲载

2020.5.30掲载

2019.10.29掲载

2019.2.10掲载

2018.11.20掲载

朝日新闻

2020.11.24掲载

テレビ番组

岩手めんこい罢痴

2022.11.15放送 mit Live News(FNN プライムオンライン)
"イネの初冬直まき" 実用化へ最終段階 岩手大学农学部などが研究<岩手県>
2021.11.16放送(FNN プライムオンライン)

滨叠颁岩手放送

2022.10.12放送 ニュースエコー(WEBより)NEW
イネの初冬直播き栽培も提案~农业を「シンカ」する 岩手大教授らが讲演

狈贬碍盛冈

2022.7.13放送 おばんです岩手(岩手 NEWS WEBより)
稲の种もみを秋にじかまき」岩手大学が生产者対象に讲习会

テレビ岩手

2021.11.16放送